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2009年 12月 13日
『Sendai Creative Forum 2009』に行って来ました。
http://www.city.sendai.jp/keizai/sangyou/c-forum/ 元々のテーマであったらしい「クリエイティブを活かした街づくり」に関してだったかはさておき(笑)、むしろ主催した市役所の方にとっては皮肉なプレゼン内容になっていたパネリストの方もいましたが、興味深いセッションでした。 最近出来たライブハウス「dawin」で行われるなど、なかなか面白い取り組み!僕の通う大学の先生や、お友達のアーティストさんが参加していた『交差』『連鎖』とも関係していたとは。 さすが仙台、この"狭さ"はある意味魅力だと思います。 さて、プレゼンやディスカッションから気になった点を簡単にピックアップ。 ■TEAM LABさま http://www.team-lab.com/ au design projectにも参加していたんですね。しらなんだ! パリ ルーブル美術館で行われた『感性』展の空間プロデュースやそこで流された映像なんかも紹介して下さったんですが、何よりも感じたのは「これを日本でもやってくれよ!」でしたwまぁ、これは経産省に云わないとどうにもならないのですが。それこそ国立新美術館あたりでぜひ観たい。 感性展でも使っていた映像は、「大和絵」の表現を使ったものなんだそう。視点が一定でなく、奥行きのない表現。(村上隆の提唱するスーパーフラットなんかもそうですね) ただTEAM LABさんの考えはそうではなくて、「昔の人は本当に世界をそう見ていたのではないか?」という仮説だとか。その再現として、上映していた画像は"一度仮想空間を3Dで制作した上で"平面に撮っているのだとか。 観測点に囚われない大和絵の技法を使うことでスクリーンの「直角」が消えるなど(西洋のパース思想と違って奥行きがないので、どこから見ても等距離=角でも直線に見える)、空間演出に適した性質があるのだとか。モネの『睡蓮』なんかもそういう効果があるのかな。観に行きたい。 ■十和田現美 特任館長 小林さま http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/ ・設計段階から設置作品に配慮しているので、高さのあるシャンデリア様の作品は縦長の空間……など ・コンテンポラリーは作家が生きていることが圧倒的に楽しい!なので十和田でも作家と一緒に巡ったり、WSを積極的にやったりしている →この辺は21_21なんかにも通じるなぁ 日本ではどうしても人と違うことが怖いことだったりするけど、アーティストは「いかに変わっているかを日々考えている人種」なので、そういった作家たちとWSをすることで子どもたちが「違っていることはカッコいいことなんだ!」と感じてくれたりすることが大きい ・ACT 市がやっていた活動を、市民が自発的に引き継ぐ。実行委員会。通常の一体感だけでなく、商店街も会場にするなど十和田スタイルを作っていきたい ■東京R不動産などを手がける馬場さま http://www.open-a.co.jp/ →芸工大の准教授をやってらっしゃるとか。着任後、大学に『やれと云われてw』山形R不動産も始めている。生徒がスタッフ、折衝、施工なんかもやっている。「自分の仕事を自分で作っていく」体験をしている。……芸工すごいなぁ。プランニング系の学科が営業し、企画し。デザイン学科が制作する。この両輪の運用がちゃんと出来ている学校は本当に羨ましい。僕の通っている大学はあと5年の命だなwww ・日本の不動産システムの硬直化が面白い建築、使用法、リノベーションを阻害している。それを打破する意味も込めてR不動産を始めた。それは今まで借り手の付かなかったボロビルを高い賃料で貸すことにもなり、オーナーにもメリットがある。投資の回収を念頭に置いた取り組み。 ・おそろしく普通の木造建築のリノベもやっている。決していい立地だから、いい形じゃなきゃリノベ成立しないって訳ではない ■自由大学などを手がける黒崎さま http://flowstone.jp/ →表参道のGYRE(ジャイル)もこの方なんだ! ・PUNKバンドがそうであるように、創造的な人は破壊的であると思う ・建築家の今の仕事は「美しく壊しきること」にある ・Creative jump ・コミュニケーションのキュレーション ■雑談のようなディスカッションから ある臨界点を超えると、情報や仕事(R不動産の場合は物件)が「向こうからやってくる」ようになる。感覚値だけど、なんとなく3年くらい。3年は物件を追いかけ続け、お願いし続ける必要があるけど、そこから先は『うちのボロビルどうにかしてくれ』という依頼が集まるようになる。 →キャズムを越えるってやつか ・仙台もそうだし、横浜なんかもそうなんだけど「クリエイティブシティ」を掲げる街はたくさんある。そんなことしないでも「実験が出来る場所」を提供してくれれば勝手にそうなっていく。iPhoneがこんなに流行っているのは、加速度センサーなど色々な環境が揃ったハードが始めて開放されたから。だから世界中のGeekがこぞってアプリを開発しまくっている。今までもみんなそういった環境で開発したかったけど、環境がなかったからフラストレーションが溜まっていた。 街だってそうで、隙があったり実験をする余地が大きければ勝手になるんだ。だから行政は建築基準法を緩めた特区を作ってくれたり、バスを通してアクセスを向上してくれたり、そういう整備をしてほしい。行政じゃなきゃ出来ないことを。こうやってアーティストを呼んで喋らせれば、展示会をやればいいって訳じゃない。→ルールを緩め、ハードを用意するってことか ・イスラエルに行った時に教えてもらったのは「価値観をひっくり返したやつ」「問題設定の上手なやつ」が一番かっこいいんだってこと。(ユダヤ人は300万人くらいしかいないのに、歴代ノーベル賞受賞者の20%がユダヤ人。問題設定が上手なんだ、って云われたとか) ・クリエイターは社会の実験台、という認識になると人生楽w止まっちゃいけない、止まったらクリエイターの本懐が揺らぐ by n_kanezuka | 2009-12-13 19:54 | とりとめもないはなし
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