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2010年 06月 22日
昨晩の『情熱大陸』吉岡徳仁さんを観ていた。
21_21で行われた徳仁さんディレクションの展示も観に行ったし、注目し尊敬しているデザイナーさんだ。ただ、ふと、どうしてこんなに世界が熱狂しているのだろう?と素朴な疑問を持った。 そういえば。 他にも世界が注目している(広義の)日本人デザイナーを思い描くと ・深澤直人さん ・安藤忠雄さん ・SANAAのお二人 ……と、シンプルイズベストな感じの作風の方が多い気がする。 もしかして、『プレゼンテーションZEN』的な、欧米文脈における東洋感が求められているのかもしれない。なんてことを思ったりした。 でもまぁ、『ニューロマンサー』みたいな、SF界隈の間違ったZEN(もはや超能力。目を潰されたまま、数百メートル先の的を矢で射抜いたりするw)を求められても困るのだけどw ▲
by n_kanezuka
| 2010-06-22 21:04
| とりとめもないはなし
2010年 05月 15日
面白法人カヤックの学生絵描き買い叩き問題のまとめ
『また、開発工数の問題だけでなく、開発コストも価格破壊が起きています。例えば、「pixiv」と言うイラストサイトをご存じでしょうか。ここは、イラストの上手な多くの一般人が自分のイラストを投稿するサイトですが、ここでゲームのイラストを描いてもらう学生を見つけると、驚くほど安い値段でゲームを制作できたりします。』 あーあ、そんな云い方しちゃダメだよ……。 という感じですね。 会社からしたら「アマチュア?にさせれば、PR的にもCSRみたいな意味でも良いし、管理面倒だしクオリティは劣るかもしれないけど安いし」というのは事実だと思います。全否定するつもりはありません。 一方受ける側も「自分はまだ修行中だから安くていい、それより本場の機会や人目に触れるかもしれないのが嬉しい」というメリットがあります。 僕自身、大学時代にART STANDARD.というサークルを通じて様々な企画や運営に関わらせて頂いたことが、今の仕事に就けた最大の理由です。たくさんの大人と一緒に仕事をさせて頂いた学生でした。 何よりその「大人側の」理由も解っていて、悪い表現をすれば売り込みの際に利用してたりしました(これは僕個人のことだったけど)。 ……でも、それを大人側が、しかも公に語っちゃダメでしょう。 プライドはどうなる?精神的にだけじゃない、そんなダンピング情報を公に拡散して相場が崩壊したらどうする? カヤックは面白くてステキな思想の会社だと思います。でもこれは大変なことになりそう。誇りとお金、最も重要なもの両方を傷つけてしまった。 twitterでのフォローもまずかったですね。あまりに判りやすい(しかも的外れな)コピペ返答。Web界隈の会社なのに、これは意外というか残念というか。 つい先日まで"学生"側だった、そして今"会社"側になろうとしている立場だったので思わず。 ▲
by n_kanezuka
| 2010-05-15 22:02
| とりとめもないはなし
2010年 05月 13日
クローズアップ現代が「大人かわいい」を特集なんてしていたので、思わず反応してしまいました。
よくTLでお話させて頂いてる礎さん(男子校時代は女性ファッション誌ばかり読んでいた、という共通点)とあれこれ悩みながら。 クローズアップ現代「大人かわいい」TL 混んでいるのかトゥギャッターが全然デコレーション反応しないので、とりあえず素のままですが。見辛くてすみません。 まず「大人かわいい」論のレイヤーとして 1:現実逃避、ピーターパンシンドロームなど、社会学的心理学的な切り口 2:「男ウケ」に対する「大人かわいい」、というファッションジャンル的な切り口 が挙げられそう、というか番組では取り上げられていた印象です。 はじめに1の「社会学的、心理学的意味」ですが、コメンテーターに社会学者の方を招いているのでNHK側の意図としては間違いないのかなと。 ピーターパンシンドロームという視点はとても新鮮で驚きました。ただ個人的には、どちらかというと「個性の発露」であったり、もっと云えば「年齢と好きな服、着たい服は関係ないだろう」という反骨精神のようなものに感じます。反体制というか、反社会圧力というか。むしろPunkなんだと理解していますw 次に2の「男ウケ、に対するのが大人かわいいなの?」という論。そもそものきっかけは礎さんとのこっちの論に対するやり取りでした。 これについては「大人かわいい」の定義がかなり拡大してきた、という事ではないでしょうか。番組もペヤングをすすりながら観ていたのでちゃんとリサーチしていないのですが、元々「大人かわいい」的なもの(言葉ではなく、要素として)は「spring」「InRed」辺りから興ったムーブメントな気がします。特に"30代女子"の旗手たる「InRed」は、間違いなくその中核にあります。 なので僕の中では原初「大人かわいい」はこの辺りの"元オリーブ少女"が成長した姿だ、という肌感覚だったんです。しかしクロ現等、今の社会的「大人かわいい」は梨花さん、ひなのさん、平子理沙さん辺りを筆頭とする陣容ではないでしょうか。 つまり、「大人かわいい」の人気が広まると同時に定義が急速に拡大し、メインストリームがInRed界隈の元オリーブ女子から赤文字系のTGCに胸躍るような女子になりつつある。ということではないでしょうか。 元々「かわいい」というスーパーマジックワードは色々な定義、要素を内包しすぎて類型化が難しい言葉になっているので仕方ないと思いますw ただこれを書いていて「となると、当初は高校生大学生あたりがメインターゲットだったTGCは30代女子付近にシフトしているのか。或いは高校大学生に"大人"憧れと"かわいい"需要を同時に満たすファッションとして受け入れられているのか」という新たな疑問も生まれました。こちらも興味深いなー。 追記 0gram_さまより、Reply頂きました。 @n_kanezuka ブログ拝見しました。僕の会社もTGCに出てるブランドがあるのですが実際に店頭で購入される方は30代くらいのお客様が多いようです。 http://twitter.com/0gram_/status/13917864446 どうやらTGCブランドも30代女子をターゲットにしているのかもしれません。「大人かわいい」はオリーブ女子の手から、渋谷ギャルの手にも受け継がれるのかもしれません。 ▲
by n_kanezuka
| 2010-05-13 21:10
| とりとめもないはなし
2010年 03月 21日
twitterレベルの思いつきなのだけど、何かとても気になったので念のため。備忘録的に。
「真のイノベーション」は存在するのだろうか。 イノベーションのジレンマともまた少し違うのだけど。世に云うイノベーションの大半が、結局どこかに割りを食わせているというか、結局ゼロサムゲームであることに変わりないような気がしてしまって。 だからこそ、人口が増え、世界が成熟してきた近代は閉塞感であったり様々な制度の崩壊が顕在化しているような……。 CO2削減に関して、電気自動車は確かにイノベーションだと思う。だけどそれは、結局「ガソリン自動車」やその周りに割りを食わせることになる。ソ連の計画経済下で「羊毛」を担当していたからモンゴルの地下資源は手付かずだけど、それもいつか枯渇する。更に云えば、それは「地球」というプレイヤーに割りを食わせているとも考えられる。 今までになかった何かをプラス(sum)する、真のイノベーションは存在するのだろうか。結局「帝国主義」が正しいのか? 今のところ思いつく「イノベーション」は月資源(ヘリウム3とか)やテラフォーミング(火星移住)かなぁwそれも結局「月」や「火星」という名の植民地に過ぎないんだけど。 教えてエロい人! ▲
by n_kanezuka
| 2010-03-21 16:06
| とりとめもないはなし
2010年 03月 17日
新幹線とか引っ越しの業者さん待ちとか、何やかんやのために読まずに取っておいたのに。
『サクリファイス』一気に読んでしまった!途中で止めるつもりだったのに、そんな計画を軽々とブチ壊す久々の魔力。気付いたら一時間半ふき飛んでいた。 本屋大賞で二位に輝いた(期せずして一位ではない辺り、ロードレースの「アシスト」役が主人公の本作に合ってるのかも。神様のいたずら?)のが記憶に新しいけど、文庫化される以前から、複数の筋で話題騒然でした。 2009/10/10のAvanti Podcast(内容は07年)で書評家の目黒さんも絶賛。 自転車ロードレースというスポーツ、青春ドラマ、そしてミステリ……。題材だけ聞くと「それがミステリなの?」という陣容。そして近年の小説はもちろん、ミステリとしても超一流。正直云って昨今の「ミステリ風味の○○」作品があまり好きではなかった(伊坂さんも東野さんも、またオーデュポン的な本格ものを書いて欲しいw)のだけど、それを悠々と抜き去っていく久々の価値観を変えてくれた作品。 「青春小説としてもたっぷり読ませます」というのはまさに。「どこにミステリが?いや、たぶんこの事故なんだけどさ、え?え?」と思う間に半分を越え、2/3を越え……。最後の転・結の部分、まさにクライマーよろしく峠を越えたら圧倒的なスピードで下っていく物語。 読み終えたとき、サクリファイス(犠牲)の意味にもう一度震える。 ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。 勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。二転三転する〈真相〉、リフレインの度に重きを増すテーマ、押し寄せる感動! 青春ミステリの逸品。 新潮社作品紹介へ http://www.shinchosha.co.jp/book/131261/ 文庫化でわずか450円で読めるので気付いたときに、思い出したときに、書店の近くを通ったときに、amazonに行ったときに、迷わず買ってほしい一冊。 新潮文庫は紐しおりが付いているのも嬉しい。でも、しおりを使う暇なんて与えてくれない一冊です。要注意w 続編『エデン』も今月末! http://www.shinchosha.co.jp/book/305252/ ▲
by n_kanezuka
| 2010-03-17 18:00
| とりとめもないはなし
2010年 03月 04日
TLにて 「カメルーン、伊と引き分け=オランダは米を下す-サッカー国際親善試合」 というニュースを見かけたのでもの凄く大雑把にグループリーグの勝敗を占ってみました。最近の欧州サッカーをあまり観られていないので、精度は低いと思いますが……。
まずは対戦相手各国を「攻撃」「守備」で○ △ × の三段階に評価。 攻撃 守備 オランダ ○ △ カメルーン ○ × デンマーク △ ○ お次は日本 攻撃 守備 日本 × △ とても荒い評価だけど、まぁこんな感じかなーと大目に見てやって下さいな。では次に評価理由を一言で ・オランダ 伝統の3TOP、サイドアタック、カウンターなど「オランダスタイル」で今大会もがんがん攻めてくるでしょう。ロッベン、ファンペルシー辺りで切り裂いてくるか。全体的に攻撃的な試合運びがスペクタクルで観る側も面白い反面、例えばイタリアのような「堅守」チームではないため守備は△評価に。 ・カメルーン 世界最高のFWの一人であるエトーを中心に、身体能力と圧倒的な加速・スピードが魅力。一方で守備は「ボールウォッチャー」(ボールばかり見てしまい、DFがわらわらとボール周りに集まってしまう)になりがちと云う話も。 ・デンマーク 欧州予選でポルトガル、スウェーデンと同組になり「死のグループ」と呼ばれるも1位通過。W杯のグループリーグで敗退したことがないという強豪。予選10試合でわずか5失点という堅い守りに、トマソンやベントナーといった攻撃陣のタレントもちらほら。 ・日本 「決定力不足」はもはや合言葉。先日の試合でも後半終了間際にゴールを決めた本田△!がどれだけ活躍できるか、それ以前に監督が起用するか、という問題をはらむ。守備は体格では劣るものの、×を付けるほどでもないかな(両方×になっちゃうし)という理由で△に。 ではこの大雑把な評価を基に、各チームの対戦成績を予測してみます。 ■予測結果 1位 オランダ 2勝1分、勝ち点7 2位 デンマーク 1勝2分、勝ち点5 3位 カメルーン 1勝1敗1分、勝ち点4 4位 日本 3敗、勝ち点0 備考:デンマーク突破は確実、オランダorカメルーンは調子次第? ■各国詳細 ・オランダ vsカメルーン :?(引き分け以上?) ノーガードの撃合い、に期待。となるとその日の調子や運によってどう転ぶか判らないところ。一応評価を基に強いて決めるとすれば、守備陣の差でオランダ若干有利か。ただカメルーンは地元アフリカ開催なんですよね。 vsデンマーク :引き分け ポルトガル、スウェーデンを下して上がってきている以上、オランダと云えども苦戦必至か。06年のように「ロッベンが止まるとチームも止まる」ことが予測されるため。 vs日本 :勝 先日の親善試合では後半途中までいい試合をするも結果的には3-0。本大会でも後半日本のスタミナが切れた頃に爆発するのでは。また本大会の緊張、というのに場慣れしている選手が圧倒的に多いのも有利か。 ・カメルーン vsオランダ :?(引き分け以下?) オランダの項を参照。ただカメルーンは地元アフリカ開催ということもあり、エトーら主力メンバーの調子を保ちやすい、という可能性もあるか? vsデンマーク :引き分け このエントリを書くきっかけになったニュースにあるように、デンマークや伊のような「堅守」チームには守備の穴を突かれる機会が少ないだけに好相性? vs日本 :勝 身体能力とスピードを活かした突破、は日本の最も苦手とするタイプ。守備の穴を突かれたとしても、それを力技でねじ伏せるだけの得点力 ・デンマーク vsオランダ :引き分け ポルトガルのCロナウド、スウェーデンのイブラヒモビッチを止めてきた守備陣はオランダの波状攻撃をも防ぐか。 vsカメルーン :引き分け オランダほどの爆発的な攻撃力がない分、ノーガードの撃合いをするとは考えにくいので結局ロースコアの引き分けに落ち着くのでは。 vs日本 :勝 特に負ける要素が見当たらない……。大型DFの足元を機動性で、というのが日本の戦術と予測されるが、しかし。 ・日本 vsオランダ :負 後半スタミナの切れた所でついに堪え切れず……という前回の親善試合が再現されそう vsカメルーン :負 実は対戦成績では好相性(2勝1分け)な日本だが、エトーを止められるだろうか……。 vsデンマーク :負 「デンマークには何とか」というのが一般の下馬評な予感もするが、ある意味で一番「勝てる」気がしない相手。引き分けにはなんとか……と云いたいところだが。トマソンに組み立てられてベントナーの強さにガツン、という絵が見える。 自分でやっておいて何だが非国民な結果に。日本代表視点で云えば、よくて「1分2敗」といったところではなかろうか。 他3チームを1勝2分けで並べてしまったけど、デンマークの突破は確実と予想。得失点差も大崩はしないだろうし、最も安定している。オランダとカメルーンは調子次第、かつここの直接対決で(どちら向きかはわからないにせよ)大勝することがあり得る。しかし無難に予測すれば、選手の戦術理解度の差でオランダ勝利としたい。 ▲
by n_kanezuka
| 2010-03-04 12:21
| とりとめもないはなし
2010年 03月 01日
坂本龍馬とナウシカ。どちらも圧倒的に魅力的だし、云っていることも正しいと思う。事実僕も大好きだ。ジブリで嫁にするなら断然ナウシカだし、『龍馬伝』は『秀吉』以来約15年ぶりに(今のところ)全部観ている。
だけどどこか感じる「理想論」感や胡散臭さは何だろう、心のどこかに引っかかっていた。それが今週の『龍馬伝』で少し解った気がする。その理由は「徳が高すぎる」ことにあるんじゃないかな。 例えば今週のダース武市に関するシーン。 自らの一派の信頼性を保つため、盗みを働いた門弟の山本に切腹を命じた武市を『鬼』と断ずる坂本。だが武市は本当に鬼なのか? 狂信的とは云え、武市には「(日本を守るための)攘夷」という信念、論理がある。決して私利私欲や快楽のため「鬼」になっている訳ではない。もちろん武市が守ろうとしている日本は「武市の考える日本」なのだが、その信念に(これまた狂信的に)ついて来た門弟たちなのだ、その論理に従って切腹を命じられても仕方ないとも云える。 TLで反応を頂いたのだが、龍馬に負けず劣らず日本人が大好きな物語にも、これとよく似た構図が存在する。かの新撰組に存在する「士道不覚悟」という鉄の隊則、そしてそれを創り死守する土方歳三である。詳しくはWikipedia等を参照して頂くとして、土方も武市同様に「自分達の論理、筋を通すため」盟友である山南に切腹を命じている。 どちらかといえばこちらのエピソードは『隊の規律を守るため、ひいてはそれが幕府を守るため、涙を飲んで鬼を貫いた土方。そしてそれを理解し切腹していった山南』という美談に近い形で語り継がれている(or描かれている)気がするのだが。更に云えば『三国志演義』における孔明の「泣いて馬謖を斬る」は美談として故事成語にまでなっている。 かなり似た構図なのに土方と孔明の場合は「規律の為に涙を飲んだ」美談で、武市は「人の命を目先と断ずる鬼」と評されるのはちょっと可哀想だ。(もちろん今後の展開はわからないし、幕末好きの間では武市の評価はそこまで"原理主義のテロ首謀者"に偏ってる訳じゃないが……) また、話は逸れるが、以蔵に頼まれた坂本に何と云われようと切腹させようとする武市は"長としての論理"だけど、「そうだそうだ!土佐藩の恥だ死すべし!!」と叫ぶ平井(宮迫さん)の立ち位置はただの悪ノリだと思う。はてなーっぽい流行り言葉で言えば「思考停止」。アイヒマン実験とかスタンフォード監獄実験の"看守役"の心理。 ……しっかしこんなことを閃いて、放送終了と同時にGoogleドキュメント叩いちゃうくらい『龍馬伝』は面白いですね!w若干満足しちゃった(賢者モード)ので、ナウシカについては正にそのお話をtwitterでさせて頂いたえむけーつー店長のblogから引用させて頂く。 http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20100220/1266592634 <以下 引用> ナウシカがなんかいっぱいひどい目にあって、それでもなんか王蟲の大群止めようとしたりなんだりするの。 あれ、なんだろうなーとか思いながら見てた。ドラマツルギー上は有効ですけど、なんで世界の運命、たった一人の女の子に背負わすん? そんなに女の子嫌いなん? 高潔な人格者に囲まれて育って、もはや英才教育じみて「いい子」にならざるを得なかったナウシカが、ひとりでがんばって世界救ってユパ様エンディングでなんか楽しそうにどっかに旅に行くし、でもそんなんだったらナウシカなんか大変なこと起こったらまた「私がなんとかしなくちゃ」とか思うわけじゃない。なんだその人身御供状態は。 (中略) ナウシカは一人でがんばるしかない。作中でだれひとり「そんな無理しなくていいんだよ」ってナウシカに言ってあげない。人として、それは相当にきついことじゃないかと思いました。あとついでにつけくわえておくと、ナウシカおっぱいすごい大きい。脱いだらけっこうすごい。しかも谷間まで見せる。ナウシカすごい。処女懐胎して母乳出る。 <引用終り> 冒頭で云ったように、ジブリ登場女子で嫁にするなら絶対ナウシカだと思うけど、どうも徳が高すぎる。現実味が無いというか。全体的にチートすぎる。強いし、植物の研究とかしちゃうし、おっぱいけしからんし。あー、そうなるとリサママなのかな? ……とか云う話をこないだ居酒屋でしたら『いや、キキだろ』という真理に至りました。確かに。キキ、ゼッタイ。 PS そういえばテロップ曰く、『龍馬伝』劇中で武市や龍馬が現在滞在している「土佐藩江戸屋敷」は築地にあったとのこと。我らが「伊達藩江戸屋敷」は現在の汐留シオサイトだし、広告屋づいてるなぁw(築地=ADK、汐留=D通) そこでちょっと調べてみると赤坂(=H報堂)には「紀州藩徳川家」「彦根藩井伊家」なんかがあったよう。徳川の総本山じゃないか…… http://ja.wikipedia.org/wiki/江戸藩邸 ▲
by n_kanezuka
| 2010-03-01 17:16
| とりとめもないはなし
2010年 02月 23日
当然の如く入荷日フラゲして参りました。東京事変ひさびさの新盤『スポーツ』。
タワレコで買ったので袋に入れてくれた『TOWER』の表紙に写る林檎嬢がいつにも増してけしからんおっぱい……!ごふっ それは非常に有難い事なのですが、全国ツアーが東京・仙台ともに全く取れない件について。各種先行もCD封入も取れないなんて……せめて仙台くらいいいじゃないか!><弾丸で東京から戻ってくるのも辞さないというのに!! 閑話休題。 随所から声があったのか『スポーツ』に「競技」という漢字が当てられているw また、今回は非常に浮雲さん一葉さん作曲の作品が多く、伊澤浮雲盤とも云えそう。そしてスポーツ(競技)と冠するだけに変形アップテンポ曲が多い印象が。 でもそれだけじゃなく、今までになく前向きで素直なアルバムなのかも。 もちろんメロディや音や歌唱は弄りまくりだし、変形も多いけど、曲の発するオーラというかメッセージみたいなものがそんな気にさせる。 『閃光少女』が今になって収録されてるのもそんな理由なのかな?なんて。 発表以来初のアルバムだから、とも考えられるけど、『茎 STEM』収録の三曲みたいにアルバムには入れない、という手もあった訳で。 しかしこれは『閃光少女』DVD同様、一気にテンション上がる一枚になりそう。 晴れた休日に洗濯したくなる感覚w 曲単位で超簡単な感想を 『電波通信』がSo cool. 『絶対絶命』がタイトルに似合わぬ可愛らしい音作りなのがにくい 『乗り気』もこれまでになくピコピコ。メロディが後ろへ下がって、林檎Voが立ち上がってくる時の美しさといったら。 そしてやはりThanksにはフジファブ志村さん。合掌 そういえば、細かいことだけど英語表記が「INCIDENTS TOKYO」に変わった?以前は「TOKYO INCIDENTS」だったような。 ▲
by n_kanezuka
| 2010-02-23 17:39
| とりとめもないはなし
2010年 02月 11日
昨夜BSで『オリエント急行殺人事件』をやっていたので、思い出したように番外編をば。
要はミステリもご紹介したいのですw 本編はこちら 厨二病の時こそ読んでおきたい文学作品5作+推薦作品 ・厨二文学の代名詞 『ドグラマグラ』 夢野久作 (amazonへ) 「キチガイ地獄外道祭文」は読み飛ばしてもいいのでぜひ読んで欲しい。三代奇書(ドグマグ、黒死館、虚無)では実は一番読みやすい。 ・小説界のラスボス 『カラマーゾフの兄弟』 ドストエフスキー (amazon) 光文社古典新訳文庫によって難易度が一気に下がった今こそ読むべし!極端な話、古典新訳では2巻収録の「大審問官」だけでもいいので読むべし。 ・実は未読 『車輪の下』 ヘルマン・ヘッセ (amazon) 厨二こじらせて日常業務(受験とか就活とかw)に支障をきたすのを恐れて避けてきた名作。今こそ読む。 ・こちらも未読 『地下室の手記』 ドストエフスキー (amazon) 「引きこもり等は現代社会の歪みが……」みたいな事をしたり顔で述べるPTA、有識者(笑)、コメンテーター(笑)はドストエフスキーの墓に額を擦り付けて土下座。 ・SF初体験におすすめの一作 『夏への扉』 ハインライン (amazon) 高品質かつさわやかで後味のいい結末なので、SF初体験はぜひこの一作を。きっとSFがすきになる。猫を飼うときはピートと名付けたくなる。装丁が変わっていてびっくり 作品に登場することから村山由佳→『夏への扉』ってルートもいいかもw『天使の卵』だったっけ、出てくるの。まさに厨二時代には最萌作家だと思います、村山さん。高校くらいになると食傷気味なのでぜひ若いうちに! ・禁書目録(インデックス)もびっくりのルビ比率 『黒死館殺人事件』 小栗蟲太郎 (amazon) ドグマグに続き、日本ミステリ三大奇書の一つ。順番としてはドグマグ→黒死館→虚無がおすすめです。 名探偵・法水麟太郎(のりみずりんたろう)が、「ボスフォラス以東に唯一つしかない…豪壮を極めたケルト・ルネサンス様式の城館(シャトウ)」・黒死館で起こる奇怪な連続殺人事件に挑む、というものである。 黒死館に住まうのは、天正遣欧少年使節千々石ミゲルが、カテリナ・ディ・メディチの隠し子と言われる妖妃ビアンカ・カペルロと密通してより、呪われた血統を連ねる神聖家族・降矢木家である。この館が「黒死館」と呼ばれるのは、かつて黒死病の死者を詰め込んだ城館に由来するという。館の当主、降矢木算哲は既に歿し、遺児の降矢木旗太郎が後を継いで現当主となっていた。算哲は欧州で医学と魔術を極めて帰国したが、同時に連れ来たる西洋人の赤子4人を館内に押し込め、何十年も門外不出の絃楽四重奏団として育て上げていた。その黒死館を舞台として、ファウストの呪文とともに繰り広げられる奇怪な殺人劇が、降矢木家に襲いかかる。(wikipedia冒頭) この通り、昨今のラノベもびっくりの中二漢字とルビのオンパレード。語られる内容も衒学趣味(ペダントリー)の全開で、「ペダントリーが本質、ミステリはおまけ」とまで云われるほど。 □コメント頂いた作品 inaoさま 『ファウスト』、『車輪の下』、『地下室の手記』はまさに中二のころに読んで、のたうちまわった記憶がありますw Ruciel_AINさま 中原中也もあげたいですね。16歳で長谷川康子にであって、17歳で同棲というのは、それだけでもう、厨二のドリカムですから、そこから先は転落の人生でも、悔いなしです。 ものおきさま 太宰の『トカトントン』のイカレ具合がかなり中2っぽいですww 僕が実際に中2の頃にはまったのはディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ですね。ディックのSFは少年時代の「夢」でした。 ochamaさま ギブスンの「カウント・ゼロ」はどうでしょう(あえてニューロマンサーではなく)。厨二文学とはいえないけど、「俺ってすごいんだぜ」的主人公とあの世界観。ただ、毒味に欠けてダメかw →僕からの俺TSUEEEEE!作品おすすめは『HELLSING』。こんなに最強で無敵で反則なキャラクターも珍しい。その意味ではもの凄く中二。なんたって英国国教会とバチカンとナチスが、吸血鬼と改造人間で殴り合う話だし…… 厨二病ではないけど、ミステリ読みとしては 綾辻『十角館の殺人』 (amazon) 『黒猫館の殺人』 (amazon) クリスティ『オリエント急行殺人事件』 (amazon) 『アクロイド殺し』 (amazon) 辺りはぜひ読んで頂きたい。 最強の叙述トリックたちなので、ミステリに浸り始めてネタバレを耳にする前に……!という作品。 ただ、多少なりミステリを読んでからの方が破壊力を増すというジレンマも。ポー『モルグ街の殺人』(私立探偵の先駆け)、クイーン『ローマ帽子の秘密』(処女作、ロジカルの最高峰)、ドイル『緋色の研究』(処女作、なんといっても有名なホームズ)『まだらの紐』『バスカビル家の犬』『踊る人形』(ドイル本人もファンもお気に入り)辺りを読んでから読むのがベストかと思われますw ▲
by n_kanezuka
| 2010-02-11 13:47
| とりとめもないはなし
2010年 02月 06日
実はポニョ初見だったので、徒然なるままに雑感。
ポスターで見る限り若干気持ち悪くて嫌いだったのだけど、動くと可愛いですね。ポニョ。久美子ちゃんはスイーツ(笑) もう想像することしか出来ないけど、ぽにょを観た子ども達は何を感じるんだろう。純粋におとぎ話、好きな女の子のために頑張るそうすけの冒険譚として楽しめることこそ、一番驚くべき点だとは思うけど。 だけど「子ども」は最も存在のあいまいな時期(中途半端な自立、自我)であり、認識や経験も少なくて純粋ゆえに「彼岸」が見える存在だと思う。だからきっと、ぽにょの向こう側に在る「彼岸」にもどこかで気付いている。 崖の上のポニョが神過ぎた件 劇場公開後話題になっていたこの考察スレが圧倒的に詳しいので、以降これに沿いつつの雑感。 111 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 03:21:55 ID:oGsfp2+u ポニョは「ブリュンヒルデ」だ。 北欧神話のワルキューレの長姉の名前を持っている。 ワルキューレは死者を天上に連れていく存在だ。 境界の向こうに人を連れて行く能力がポニョには備わっている、と考えていいだろう。 ポニョにキスされた人は、境界の向こう側に住む資格をもらえるんだと思う。 時には強制的に連れて行くこともできるんだろう。 「名前」というのも神話では重要なもの。名前が力(魔力とか)そのものを表している場合(エジプト神話のラーやイシスなど)も多い。ポニョ母はフジモトに「ポニョ、か。いい名前を貰ったのね」と云う。名付けられた時点で、更に「ブリュンヒルデじゃないもん!ポニョだもん!」と受け入れた時点で、ポニョは相当人間に寄っている。そういえば町が水没した後、船上で赤ちゃんを連れた家族と出会うシーンがあるけど、あそこでお母さんが「そうちゃん」と云ったのに対し、ポニョが「そうちゃんじゃない!そうすけだよ!」みたいな事を叫ぶシーンもあったね。 32 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 21:16:18 ID:gI67iKAK 俺の知識は一夜漬けレベルなので詳しい人は補完たのんます。 宮崎監督は神話の要素を毎回出してくるけど今回もてんこ盛りだったな。 自分の考えをまとめるために、一応書き出してみると、 ・トンネル: 別世界への通路。人じゃないモノ(死者や精霊)に会えたりする。 ・言霊: 名前。約束。問いかけと返答。 ・食べ物: 命を分ける。食べた人の存在が変わる(千と千尋の両親とか)。 今までの映画でもよく出てきたのはこの辺か。 ■ポニョは神話、寓話だってこと 上記の考察加えて感じたのは、とにかく「境界を渡る」シーンや演出の多いこと。一番判りやすいのは後半のトンネル。あれは完全に彼岸へ行っちゃった描写だと思う。 後半の「渡り」まとめ ・リサが山向こうの光を見に行くシーン→現世での別れ。それまで何としても宗介から離れなかったリサがそうすけとぽにょを置いて行くのは筋が通らない ・翌朝、水没した町で→「三途の川」的な緩衝地帯か。更に云えば黄泉比良坂(よもつひらさか)。「山の上ホテル」が極楽浄土的な目的地のメタファー?(関係ないけど、単純に人類補完計画にしか見えなかったwLCLの海w) ・ぽにょ眠る、そしてトンネルへ→「トンネル」を抜けた先は完全に彼岸か。だからトンネルを進むにつれぽにょが魚に戻る(=魔力を失う)。 他に「渡る」といえば、物語が大きく展開するタイミングでは必ず登場する踏み切りのシーン。あの船が上がってるとこ。これはぽにょ宗介というよりは、リサの転換を表してる気がするけど。 トンネルとか渡るとか、そういったのは神話で「境界」「試練」を表すときのお約束。ギリシャ神話のオルフェウスも嫁を取り戻すためにハーデスに課せられた試練「振り返ってはいけない道」を歩くし、日本神話のイザナギも嫁(イザナミ)を冥府から連れ戻すために「(嫁に振り返ってはいけないと云われる)道」を歩く。 39 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:47:57 ID:gI67iKAK じゃあどうすればいいかというと、いくつか方法があって、 ・すぐに戻ってくる(トトロ) ・向こう側の特性(食べ物・名前)を得て、別の存在に変質する(千と千尋) ・世界のほころびを閉じられるほどの大きな挑戦をし、成功させる。 …他にもあるけれど、 ポニョを考える上ではこれさえ踏まえればOK。 「もののけ姫」も怖さを感じてしかるべき神話ストーリーだったけど、あれで感じる怖さは「グロさ」的な直接的恐怖が主。表現だけでなく、もののけは最初っから「神話感」を前面に出しているから。一方「ポニョ」は表向きお子様向けストーリーのような面をしているからこその恐怖だと思う。 ちなみにトトロでも「(基本的には)メイしか見えない、通れない草木のトンネル」をくぐった先にトトロは居る。あれ、あとネコバスって脚何本?もし8本だったらスレイプニルなのかもしれない。(北欧神話の主神オーディンが乗る8脚の馬)→12本だそうです。残念 40 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 22:58:43 ID:gI67iKAK あ、あと、神話の中では、物事の順番はそんなに重要じゃない。 たとえばシンデレラで片方の靴をなくす場面は最後の方で出てくるけど、 シンデレラが境界を越えて不思議な力を手に入れるのは物語のはじめの方。 モチーフが出てきたことだけが重要。 ポニョもモチーフ詰め込みまくってるけど 順番は考えなくていい。 41 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 23:02:43 ID:gI67iKAK だらだら書いてすまん。まとめるの下手なんだ、俺。 さて、本題だ。 俺の個人的な結論を書く。 「崖の上のポニョ」は、宮崎映画史上、初めて 境 界 を 決 定 的 に 越 え る 物語だ。 43 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 23:14:21 ID:gI67iKAK 宮崎作品で描かれるのは、いつも、境界の向こう側とこっち側が重なったときに起こる話だ。 主人公は境界を行ったり来たりするけど、今までは絶対に「帰ってきた」。 アシタカははっきりと別々に暮らすことを宣言するし、 ハクは「振り返らずに行け」と送り出して、 千尋は手を振って決別する。 「ジブリ映画には『元の世界には戻れないかもしれない』というスリルが足りない」 と言われていたくらいだ。 45 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 23:22:05 ID:gI67iKAK 今までは頑なに守ってきた 絶対に戻れない一線を越えて、 宗介(宮崎)はとうとうあちら側に行くことを「選んで」しまった。 しかも、周りの人全てと、母も道連れにして。 この点で、ポニョは他の作品と決定的に違う。 ここで僕はちょっと角度の違う印象を持っていて、「はじめて一線を越えちゃった作品」という点は全面的に同意なのだけど、「ポニョをこっち側に連れて来た」なのかな?とも思っている。 ・フジモト 人→魚を望んだ ・ポニョ 魚→人を望んだ 47 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 23:28:46 ID:gI67iKAK モチーフが多すぎて何から書けばいいかわからん・・・。 一番みんなが引っかかってるところから行こう。 結局、婆さんたちが立会人になってやったことは何だったのか。 俺は、「神からの問いかけに3回正しく答えられるか」という試練だったのだと解釈している。 49 :名無シネマ@上映中:2008/08/08(金) 23:34:19 ID:gI67iKAK この場合、質問形式じゃなくてもコール&レスポンスすればいいので、 グランマンマーレの言葉に3回反応すればクリア。 「あなたはポニョがお魚だったのを知っていますか?」 「うん」 「ポニョはあなたの血をなめて半漁人になったんです」 「そっかぁ(略。喜ぶ宗介)」 「ポニョの正体が半魚人でもいいですか?」 「うん」 はいクリアー。 61 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 00:18:03 ID:oGsfp2+u そのかわり、ポニョでは宮崎クオリティが満載だぞ。 と、俺は勝手に思っているぞ。 顕著なのが、ポニョが人間の女の子になって家に来たシーン。 あそこは、化け物に取られそうになっている息子を守ろうとする 母の戦いのシーンだと俺は思っている。 あそこでリサは、3回の魔法を使って、失敗している。 67 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 00:42:44 ID:oGsfp2+u で、問題の、リサの戦いのシーン。 ポニョが魚だったって息子があれだけ言ってるのに リサが落ち着きすぎだという批判を聞くけど、こう考えたらどうだ? リサは、ポニョが宗介を連れて行こうとした化け物だと直感的に気づいている。 ポニョの逆鱗に触れないように、細心の注意を払って会話をしている。と。 69 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 00:53:04 ID:oGsfp2+u リサの闘いっぷり。 ・ 非常用ランタンでポニョの両手を封じる ・ タオルで水を奪う ・ 明かりをかざさせることで常に自分の近くにポニョを置く で、3つの魔法。文明の利器を3つ復活させればOK。 「水がでるかな?」→ついた 「ガスはつくかな?」→ついた 電気 → 失敗。 リサが不自然に優しすぎる(フジモトにはあれだけ警戒した。フジモトは変わってるとは云え人間の姿をしているし魔法や何やも見せていない。しかしポニョは津波から落ちている、突然そうすけに抱きつく、魚から人間になったと称しているetc 不審な点がフジモトよりよっぽどあるにも関わらず、だ)点は違和感あったけど、そういう事だったのか!ともの凄く怖くなった。こういう底寒い感じがポニョは素晴らしい。(ちなみに今誤変換で「歩如」って出てきた。歩くを如る、か。) 72 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 00:58:52 ID:oGsfp2+u 最後の手段。 食べ物。 こっちの食べ物代表、チキンラーメン。 ポニョの世界はこっちと結構リンクしてるから、 決定的にこちら側の食べ物って言うためには 「火を通してある」ことが大前提。 生のハムと蜂蜜ドリンクはポニョの世界にもあるものという設定だと思う。 さて、よく思い出してほしい。 ポニョは、熱の通ったハムを、飲み込んだか? 91 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 02:04:22 ID:oGsfp2+u もしこの映画が俺の思うようなものなら、 宮崎監督は太古から人間が受け継ぐ神話にすら立ち向かったことになる。 境界を越えちゃいけないっていうのは人間の「知恵」だ。と、神話学では考えている。 境界を越えかけちゃったらどうすればいいか。 境界を越えてきたものにどう対応すればいいか。 神話っていうのは元々そういうもので、つまり人間は「こっちにいなきゃいけない」。 あ、何度も言うけど俺の神話学は一夜漬けレベルだからな。 あんまり信用すんなよ。 144 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 18:20:50 ID:acO7LmEV 普通にかわいい感じの映画なのに「何か怖かった」って意見が続出したってのがまた怖いな。 上記の考察を読めば納得できるが・・・ 宗教とかこういうのが好きなひとはもちろん、「どこかで」それを感じちゃった人が怖いと言う感想を持ったんだろうな。子どもは一応純粋におとぎ話として楽しめる、かつ恐怖を感じるほどの寓話性を持たせることに成功した「ポニョ」でぱやおさん久石さんタッグは「グリム童話」のレベルに(少なくとも)到達したんだろう。しかもあれを全編手描きで描き切った。化け物だな。 164 :497:2008/08/09(土) 22:19:49 ID:oGsfp2+u しかも、モチーフは、全世界どこへ行っても通じる。らしい。 少なくとも、未開社会のひと、っていうとアレだな、なんだ、 現代に毒されてない人たちにだったら通じる。らしい。 たとえば、シンデレラを北米インディアンに聞かせてみたら 「あーわかるわかるなるほどねー」ってなったって話がある。 159 :名無シネマ@上映中:2008/08/09(土) 22:10:32 ID:RHdpbNt9 ポニョはいろんな見方が出てておもしろいね 自分は、ポニョが宗介の家にやってきてからトンネルをくぐるまでは、 単純に結婚式から老衰して死ぬまでの人生の隠喩みたいだなあと思いながら2回目を観た。 ポニョが宗介に抱きついた時に、降り注ぐ金色の水しぶき → ライスシャワー 玄関でリサがポニョと宗介の名前を呼んで確認を行う → 神父から新郎新婦への確認 船で出発 → 文字通り、二人の船出。(上々・宗介燃えてる・楽しい) 小舟の一家との出会い → 出産(さすがにポニョ自身が出産するわけにはいかないのでw) ロウソクが消えてポニョは寝てしまい、バタ足で進む → 中年期。奥さんはゴロゴロ、ダンナ必死で働く 宗介の足が地面に付いて、船が小さくなる → 定年退職と身体の衰え 空っぽのリサカー発見 → 親の死 ふたり手をつないでよろよろ歩く → 老後 トンネル → 老衰による死 って感じで。 その後のクラゲドームでのポニョママから宗介への質問は、 改めて「病めるときも健やかなるときも汝は以下略」の宣誓の儀式を行っている感じに見えた。 結婚から死までを疑似体験してきた宗介が、それでもなお、ためらいも無くYESと答えたから、 ポニョは「生まれてきてよかった。また人間として生まれたい」、と思った。 そんな話かなあと思いながら観たら、あの不思議でどこか淡々とした後半の展開が とてもカタルシスのあるものに変わった。 無理矢理かもしんないけど、そんな見方をした人間もいるよってことで書いてみたよ。 うおおおおおお!! これは完全に新しい発見、視点だった。 ▲
by n_kanezuka
| 2010-02-06 13:18
| とりとめもないはなし
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